遠山玉希の占い日記

今日は私の５３回目の誕生日であった。

もう５３回も迎えたという気持ちと、５３回も迎えることが出来て

感謝であるという気持ちが交差した。

何故ならば去年の秋、もし検便をしていなかったらもうこの世の

人ではなかったかも知れない！

また医学が発達していなかった昔だったら、小学５年生の

虫垂炎でその時もう死んでいたかも知れない。

そして４２才の帝王切開の技術がなかったらもういなかったかも

知れない！

そして５年前、車が道路に落ちた時対向車が来ていたら死んでいたかも知れない！

いろいろと脳裏をかすめる様々な出来事を振り返ってみると

今幸運にも生きてきたと言うよりも、生かされているという実感の方が多いのである。

これは本当に感謝なこととしかいいようがないのである。

純粋に感謝して、これからの人生を少しでも誰かの役に立つために

生きていこうと思うのである。

子供達からプレゼントがあった。

我が家はお小遣いを渡していないから勿論お金は持っていない。

欲しい時のあげているので欲しがらないのである。

それで買ったものではなく、自分で書いたものであった。

長男は私のスケッチのべた塗りである。

トロピカルな雰囲気の絵である。

そして次男は作文風の面白いお手紙である。

三男はメモ書きみたいなお手紙であった。

それぞれの思いで書いてくれた表現なので大切にこれは記念として取っておこうと思った。

優しい子供達のためにもこれからがんばるぞ〜と思う

私である。

今日夕食後、ささやかな私の誕生祝いがあった。

あまりぎょうぎょうしくするのは好きでないタイプなので

調度良い感じだった。

いつもの通りの変わらない食事の後、

ちょっとしたケーキでお茶を飲む程度である。

それも私の知らないうちに、ドラえもんと長男が

ケーキを揃えてあった。

それに花を添えたのが、次男のギターである。

２年前、高校受験のお祝いに、本人のたっての希望で

アコッスティックギターを新調した。

あれから、全く右と左も分からない状態から、

２年、コツコツと自分流で練習をした。

ちょっとした息抜きに、ポロリ、ぽろりと弾いていた。

ギターにも名前を付けていた。

”コンスタンチン”である。

愛する”コンスタンチン”をことあるごとに

持ち出して、コツコツと練習をするのである。

時にはお風呂場で練習してみたり、台所、自分の部屋、

至る所で、練習風景を見ていた。

彼はギターのお蔭でクラッシックが好きになった。

音楽と全くご縁のなかった彼である。

その彼がことある事に、音楽の話をするようになった。

数学が好きな彼はベクトルと音楽の関係を研究したい！

などと言い出している。

バッハ、ビバルデイとショパンが特に好きなようである。

口数の少ない彼の性格とギターは相性がよいようである。

何かで自己表現の出来るものがあると良いと思う。

それが彼の場合、ギターなのかも知れない。

ショパンのノクターンを弾いた。

みんなシーンとしてうっとりとして聴いていた。

３〜４分のわずかな時間であるが、

至福の時間であった。