遠山玉希の占い日記

今日の早朝、長男を駅まで送る途中、嫌な思いをした！

完全な赤信号なのに小さな交差点を無視して左折して

行った車を見た。

本当に黄色信号の後のすぐに信号無視ではなく

明らかに最初から赤なのに堂々の無視なのである。

え〜えッ！と信じがたいと思っていた矢先、

ものの１分もたたないうちにまた今度は

高校生らしい歩行者がこれまた、完全信号無視して

交差点を渡ったのである。

朝のわずかな数分の間に２度も信号無視を見た！

きっと朝で人通りが少ないし大丈夫という

安易な思いからであろうと思うが、とても

私は許す気にはなれなかった。

長男に話しかけた。

[なんであんなに急いで、待てないんだろう！

ルールを無視して嫌な気分にならないのだろうか！

待つことの出来る人は素晴らしいと思う！

待つことの出来ない人は人格的に失格である。

それは色んなことを無視することにつながるから・・・。

事故の元！]

そんな私の言葉に長男がすかさず言った。

「僕は待つことを楽しもうと思っている。

待つ時間がある時色んな空想をする。

待つ時間を楽しめばいいじゃないかと思う。」

そうだその通り！

そのゆとりがないから色んなことが起こるのである。

待つことの出来る人は素晴らしい！

待つ時に時があり、動く時に時があるのだ。

そしてそれ以上に待つ時間をどう使うか！

イライラして待つ待ち方は時間を消極的に使うことになる。

そして待つことを楽しめることは時間を積極的に使うことで

あると思った。

待つ時間を有意義に過ごす工夫はそれぞれに課せられた

課題である。

彼の一言で意外と大人になったなあ〜と

私はしみじみ感じた。

そう思えるようになった彼に微笑ましささえ感じたのである。

その会話で嫌な朝のひとときになりそうだったのが回避できた。

いやむしろ何かすがすがしささえ感じたのである。

今日は長男の大学入学式で、

富山市総合体育館に行った。

もちろん、ドラえもんと３人である。

沢山の父母が来ていた。

大学院生も含めて２４６１人の人が入学した。

かなりの大所帯である。

しみじみと感じたのは、この大学の学部に

選んで良かったと思えたことである。

特別に芸術文化学部の父母達の集まりがあったが、

そのオリエンテーションで、

分かったことがいくつかあった。

全国的に国立の総合大学で、芸術文化学部として

存在するのは全国で３カ所しかない。

それは九州大学、そして筑波大学、

そして富山大学である。

また特に芸術文化学部が、何故高岡という地に

あるのかという理由が分かった。

何故こだわって、高岡なのか！

高岡はその昔、加賀藩二代藩主・前田利長公により

奨励された、銅器や漆器の伝統産業を中心として

発展した町である。

銅器や漆器は、約400年の歴史があり、国の伝統工芸品に

指定されているのである。

要するに「ものづくりのまち」として発展してきた町

なのである。

高岡の地には日本一の匠たちが集まっている町である。

このような理由で、高岡の地より、芸術の発信をすることは

意義のある内容であると分かった。

これから、４年間、家から４回乗り継いで２時間かけて

出かける学校である。

新たな決意で、出発である。