何が彼女をそうさせたか?
■何が彼女をそうさせたか?
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●衝撃的な事件が起きた。
病弱な6歳の長男を、25歳の母親が山中に埋めたのである。
山形県村山市の出来事である。
取り調べでは、「車の中で子供が死んだので、スコップで一人で山
中に埋めた」といっている。
●子供は重い腎臓病にかかっていた。薬がなければ生命の危険があ
った。子供の名前は、加藤翔君(6才)。父方の祖父は、「残酷だ
よ、これほど残酷なことはないよ」と肩を落としていた。
母親の名は加藤有美(25才)、2ヶ月もの逃亡の末、茨城県の歓
楽街で風俗店にいるところを逮捕された。
いったい何が彼女をそうさせてしまったのか? まるで鬼畜のごと
くそこまで非情にさせたものは何なのか?この事件は解明せずには
おられない出来事である。
●翔君は秋田県で1997年に誕生した。1歳半の時に先天的な腎
臓病と診断された。重い病気である。病院がよいが続いた。普通1
才くらいで歩けるものが3才でやっと歩けるようになった。夫婦は
共稼ぎで頑張っていた。子供の為に休みがちになり、職場を転々と
した。しかし、翔君が3歳の時ついに二人は離婚をしたのである。
2001年冬であった。
有美と翔君の二人だけの生活が始まった。近所の人は子供の面倒を
よく見るお母さんと証言している。しかし、翔君の病気は回復せず、
思い病院費の負担が有美にのしかかっていた。秋田の児童相談所に
も良く訪れていたという。
有美のバイトの収入は6,7万であった。難病の翔君を抱えて生き
ることがぎりぎりの生活であった。毎日の生活が子供の為、そんな
生活が続いた。
ある時、携帯の出会い系サイトで、山形県の29才の男と知り合う
ようになる。この男にも男の子が一人いた。同じような境遇にいる
二人が意気投合するのに時間はかからなかった。
●そんな時元夫から「やり直そう!」と電話がきたが、私再婚する
からってニコニコと話していたという。しばらくすると、有美と翔
君は自宅に家財道具を残したまま、忽然と姿を消したのである。家
族は家出人捜索願を警察に出していた。
実は山形の29才の出会い系サイトで出会った男の元へ走ったので
ある。男と一緒の4人の生活がアパートで始まった。
両方の家族は、この二人の結婚には反対であった。翔君はこの29
才の男とはうまく合わなかったようである。ぎくしゃくした関係が
続いた。
●そして有美は信じがたい行動に出た。ある日、子供を連れて車で
アパートを出たのである。
「折檻を続けていて、このままでは死んでしまう。そうだ離婚した
夫に預けよう」と思い、翔君を乗せて秋田へ向かったのである。そ
の車での途中翔君は死んだ。
それで、引き返しスコップで一人で山に埋めたのである。
異常なのは、犯行後も有美は村山市内で29才の男となんの変わり
もなく生活していたのである。近所に、翔君のことを尋ねられると
友達の家に預けたとウソをついていたのである。
●周囲がおかしいと気がつき始めた頃、有美の両親が探し当てて尋
ねてきた。翔君のことを問いつめられると、突然有美は逃亡してし
まったのである。
山形から茨城まで、逃亡は2ヶ月に及んだ。そして最後は落ちると
ころまで落ちて、歓楽街の風俗店にいるところを逮捕されたのであ
る。
病弱な子供の子育てに熱心だった母親が、何故子供を山中に埋めた
のか? 何が彼女を狂わせたのか?周りの援助も受ける環境はあっ
たのに何故?
この問題は解明せずにはおられないのである。ちなみに翔君の将来
の夢は「警察官になること」であった。
●加藤有美の占い運命式を見てみよう!
<加藤有美の占い運命式>
社会的性格 キツネ ウシ トラ
人気運 ヒツジ
仕事運 タヌキ
家庭内性格 キツネ チンパン ウシ
愛情運 ヒツジ
流運 人気運ライオン 仕事運ウシ 心霊運ウシ 愛情運ライオン
加藤有美の家庭内性格を見てみると、一見女性的であるが、ちょっ
と不思議なのである。自分を気にする細かさと同時に守り型の頑固
さ、そして人情的で人とのつながりを求めてやまないという世界を
持っているのである。
●どこにでもいるような普通の女性のような気がしないでもない。
しかしよく見ると、有美の家庭内性格、愛情運、流運の三者を合わ
せてみるととんでもないことがわかったのである。自分だけが愛さ
れたい愛情運に人と交流してやまない性格、自分のパートナー(相
談相手)を求める運命の時が重なって「愛されたい症候群」になっ
ていたのである。
難病の翔君を抱えながら、周囲の目を気にしながら自分を守ろうと
する性格、そして「愛されたい症候群」の渇愛という欲望の二つの
せめぎ合いの葛藤の中に、彼女の心のバランスが保たれていたので
ある。そこに29才の自分と同じような境遇を持った男が現れたの
である。
その時有美の心のバランスが崩れた。愛されたいという「いてもた
てもいられない」渇愛という欲望が有美の心を支配したのである。
彼女を守っていた性格は心の中で欲望という渇愛に押しやられてし
まったのである。そして、事件は起きた。時を経て有美の心がバラ
ンスを取り戻したとき、彼女は失ったものの大きさに気がつくであ
ろう!しかし、それはもうどんなことをしても取り戻すことは出来
ないのである。
●人生の中で、おろすことの出来ない重荷を背負った女性がまた一
人増えてしまった。
また悲劇である。悲しみが2倍になった。
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