学校の先生が性教育をしていいのか?
少子化が叫ばれているわりには、正しい男女関係のあり方や、思春期に敏感になる「性の問題」について、先生はあまりに知識がなさ過ぎるようにも思います。専門家は専門家に任せるべきと思うのですが、人の体の知識も専門的に学んでいない小学校の先生が、副教材の「love
& body」などの性の技巧書のような本を用いて、教育するなんていうのは、どこか馬鹿げています。
避妊の技術ばかり教えて学校の先生はコンドームの会社の宣伝マンなんでしょうかと疑いたくなってしまいます。避妊の技術を教える前に、正しい男女交際のあり方や、人が結婚して家庭を持つ意味、子供を育てるということはどういうことなどかを教えるのが普通ではないかと思います。「性」を強調する前に、子供達に教えることがもっとあるのではないかということです。
赤ちゃんポストが設置されて、しばらく話題になりましたが、どんな理由であれ誕生した命には、「存在する意味と価値」があるということを忘れてはならないと思います。人は、出生によって差別されてはいけないと思います。人は傅育によってどんな人にも成長する可能性を無限に持っているのです。そのことをもっと大人は理解すべきです。
「性教育」というものを真剣に考えるならば、町の産婦人科医の先生が各小学校や中学校に出張講義に出向けばいいのではないでしょうか?人の命の大切さという問題は、医者であればあるほど十分すぎるくらいにわかっているはずです。それに、それまでの豊富な臨床データもあります。そういう中で、現場的に何が善になり悪になるかということが伝えられればいいのです。
現実に熊本の赤ちゃんポストを設置した慈恵病院は、助産師さんが中学校に性教育の出張講義に出かけているそうです。そこでは、赤ちゃん誕生のビデオなどの現場の教材や、実際の手術器具などを見せて視覚に訴えながら、「人の性」という問題の不思議さと神秘、尊厳性を考えさせているそうです。
この慈恵病院での例だと思いますが、中学3年生の生徒が妊娠したのです。妊娠22週を過ぎても登校していたそうです。友達の報告で病院に連絡があったのは26週目だったそうです。中学生の年齢では中絶が法律上簡単にできないことや母胎の命も失いかねないのが妊娠だということを知らないのです。幸いこの中学生は、定時制高校に通いながら子育てをしているということです。
また、他の例では女性が妊娠をしたときに、夫が失業してしまい、周囲は中絶を勧めたそうです。しかし、出産育児の様々支援制度があることなどを詳しく伝えると、中絶を思いとどまり女児を出産しました。
このように、様々な知識があれば「命」を人間の事情で勝手に扱うということを避けることができるのです。
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