地方にはお産の文化がある
お産をどこでするかということは、母子の精神面でとても重要な課題をになっています。近代的な施設で最新の機械がそろっているところで安全なお産というのもあるでしょう!しかし、約3割の人が故郷での出産をしているという現実もあります。
少子化で地方の産婦人科病院がなくなってしまう報道がありました。故郷で出産したいというのは、母子の精神状況を考えれば、それが一番適した精神的な環境ではないかと思います。地方から出産のための施設がなくってしまえば、その地域での様々なお産の文化もなくなってしまうことになります。「里帰り出産」というのは、ある意味で日本の文化でもあります。
故郷への愛情、家族の絆など見えないけど現代社会が最も必要としている価値がそこにはあふれているように思います。
赤ちゃんの分娩の仕方に、フリースタイル分娩というものがある。
分娩台を使わずに、ベッド上で自由な姿勢で出産することなのです。この方法だと、出産する女性は横向きが大半ですが、中にはいろいろな姿勢で出産する女性がいます。赤ちゃんが自分で出てくることができるように手助けをするというのがフリースタイル分娩ということでしょうか。
現実に熊本の赤ちゃんポストを設置した慈恵病院は、助産師さんが中学校に性教育の出張講義に出かけているそうです。そこでは、赤ちゃん誕生のビデオなどの現場の教材や、実際の手術器具などを見せて視覚に訴えながら、「人の性」という問題の不思議さと神秘、尊厳性を考えさせているそうです。
分娩台というのは、手足が固定されて動けなくなります。この分娩台は赤ちゃんを取り上げやすいという理由で設けられていて、赤ちゃんの希望ではないということです。それに母体が長時間仰向けにされていると子宮の血行を妨げる恐れもあります。自然な分娩が赤ちゃんにとっては優しいということになると思います。
フリースタイル分娩では、カンガルーケアという母子の人生最初の出会いを実現します。まだ髪が濡れた裸の赤ちゃんがお母さんの胸の谷間に寄せられると、赤ちゃんは自分でおっぱいを探り吸い始めるようになります。
病院によっては、新生児室があるというのが一般的だが、中には出産直後から母子が同じ部屋で過ごす病院もあります。子供とゆったりと時を過ごし親子の絆を深く結ぶようにということです。
母子が同じ部屋で抱き合ってねていることで、お母さんの常在菌が赤ちゃんの肌について、 悪い菌に感染するのを防ぐこともできます。また、母乳を与えることで免疫もついてくるようになると推進する医者はいいます。
とにかく「お産はゴールではなく出発」それが育児の基本なのではないでしょうか! |