遠山玉希の占い日記

……赤ちゃんの命名・改名、相性占い、姓名判断はメール鑑定

「天使の占い」の遠山玉希が見たまま、感じたままをお届けします。……



2007年01月03日 帯に秘められた想い!

お正月は恒例の里帰りである。

かぐや姫の里に出掛けた。

一晩泊まりで家族5人で押しかける。

兄嫁さんにいつもすまないと思っている。

夕食の準備が大変だからである。

そして朝食もである。

私はお里が民宿みたいに感じる。

食事は一切作らなくって良い!

そして、掃除も洗濯からも解放である。

好きな自由な時間が得られるからである。

まさに私にとっては骨休みである。

これほど有り難いことはない。

そしてついでにかぐや姫と家の裏にある蔵に行った。

田舎は蔵があるのが当たり前である。

前々から、かぐや姫が使っていない帯を

分けてもらうことになっていたからである。

蔵には何が入っているか分からないくらいの

沢山の荷物の山である。

薄暗い光りの中に何本かのタンスがあった。

タンスの中もかなり整理整頓がされていなく

どこに何が入っているかあまり分からない状態であった。

かぐや姫がその中から全く今では使用していない

また今後も使用しないであろう帯を何本か出して来た。

その中には袋帯2本、名古屋帯6本、半幅帯1本あった。

これらをすべてくれると言うのである。

え〜え、ほんと! わ〜あ〜、嬉しい!

以前の私だったら、そんなにありがたみを感じなかったと思う。

しかし、今は違う!

着物の着付けを習って、始めてその価値が分かるのである。

それは使用できるからである。

宝の持ち腐れではない。

女性に生まれて良かった!

男性ではこれは味わうことは出来ないだろう!

と思った。

帯はかなりレトロなものばかりである。

かつてかぐや姫が、娘の頃良く使ったという

ピンクぽい色の金糸の入った帯も、

なんだか私には愛着を感じた。

また私のおばあちゃんが使っていたという帯もあった。

その帯を見たとき、ふと過去にさかのぼった。

かつて私はおばちゃんと夜、良くお布団で一緒に

眠ったものだった。

小学校2〜3年生から中学生になるまでず〜っと

一緒に眠った。

おばあちゃんにいつも暖めてもらった。

顔かたち、声まで思い出される。

あ〜あ、懐かしい!

懐かしいおばあちゃんがそこにいるような

気さえしてくる。

帯を触ったら、おばあちゃんが使った

ぬくもりさえ感じた。

帯にはその人が使った歴史が感じられる。

私は帯を見て、遠い過去がつい昨日のことのように

思い出された。

遠い過去にタイムスリップできるのであった。

帯は大切な時空を越える絆の証なのである。

ものはもので終わるのではなく、

そこにはそれを使った歴史と

物語を思い出してくれる良さがある。

帯をもらった単純な嬉しさと過去の懐かしい思い出が

よみがえった嬉しさで、私の心は

二重の喜びに変わった。

感謝!感謝である。

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